言葉は、その国の最も大切な文化の核です。
太古から今につながる私たちの「日本語」。
日本語は、悠久の日本の心を育ててきました。

日本語には、長い年月をかけて形作られた仮名遣ひがあります。
今でいふ「歴史的仮名遣ひ」です。
それを敗戦の混乱の中、文法的にも欠陥の多いとされる「現代仮名遣い」に、ほとんど検討されないままに変へてしまったといはれてゐます。
古く万葉集や源氏物語の世から昭和の時代まで、歴史的仮名遣ひによって数多くの文学作品が生み出されてきました。
千年以上もの間に書かれた文章を、現代に生きる私たち日本人が今のものとして読み、理解することができたのです。
仮名遣ひを変へることは、それらと私たちとの縁を切ることにも等しいと考へます。
世界で最も古い国とされるこの日本の文化に、断絶の溝を作ってはなりません。

日本語の伝統を守ることは日本を守ること。

歴史的仮名遣ひを使用することで、日本の伝統を守る心を大切にしたいと思ひます。

当社ホームページは、表記の変化や読みやすさを考へ、促音や拗音の小文字表記や発音に従ふ字音仮名遣ひを用ひてゐます。